2015年06月28日
医者の知識、伝える言葉
ある医学部の学生に聞いた話。
大学の講義で、先生が自身の学生時代のことを話されたそうだ。
糖尿病の仕組みについて単位のかかった試験があるということで、死にもの狂いで勉強されたそうな。
それこそ途中勉強に煮詰まって2階から飛び降りたくなるくらいの切羽詰まったガリ勉。
それくらい必死になって知識を詰め込んで10年後に医者になった時、糖尿病の患者さんに説明する言葉はこれだけ。
「運動しましょうね。」
これじゃ飲み屋でオジサンたちが交わす会話と変わらないじゃないかと。
この話を自虐的に話されたのか、ギャグとしてぶっこまれたのか、深い教訓めいた話として言われたのかは定かではない。
しかし、この話を聞いた時、なんだか深いなーと感じてしまったのだ。
相手に伝わる内容とは?
伝えるために選ぶ言葉とは?
そのために自分の中に貯め込む知識は?
そうするための自分の信念は?
自分の感想が上手くまとまらないが、こんな風に色々な言葉が頭に浮かんできた。
知識を貯めて貯めて、それらをまとめてまとめて。
考えを深めて深めて、そこから枝葉を削って削って。
そうした先、最終的にはその人間の懐の大きさが決め手になってくるのか。
やっぱりまとまらないや。
相手に伝える。
色んな場面、仕事やなんかの。
それら全てに広げることが出来そうなお話。
そんな気がしたのだ。
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Posted by ホクト at 09:15 | Comments(0) | 塾長日記
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